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http://hdl.handle.net/11133/1755
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タイトル: | 諧謔のレトリック : Stevens の "Anecdote of the Jar" |
その他のタイトル: | カイギャク ノ レトリック : Stevens ノ Anecdote of the Jar Rhetoric of Humor : Stevens' "Anecdote of the Jar" |
著者: | 有元, 清城 ARIMOTO, Sugaki |
発行日: | 1978年3月31日 |
出版者: | 愛知工業大学 |
抄録: | 極論するならばWallace Stevensについては, 「彼の詩はすなわち詩論であり, 詩論は詩である」と言うことが出来るであろう。彼の初期の詩"Anecdote of the Jar"が, Stevens研究の初期から今日に至るまで多くの批評家の注意を引いたのは, この詩がStevensの終生の問題であった想像力(Imagination)と実在(Reality)の関係をテーマとしたものであり, Stevensの詩論と彼の詩の全体を解明するための手掛りを与えてくれる詩の一つと考えられたからである。しかし彼の詩の本質はむしろこのような思弁的な論理の外にあり, 彼の詩の多くは諧謔という容(かたち), HumorとかIrony, あるいはComic spiritといった広い範囲を含む性格のものによって, 真実への接近を図るものであって, "Anecdote of the Jar"はその一つの例と考えるべきである, そしてこの諧謔は彼の意識構造のどのような仕組から生れたものであるかを明らかにすることによって, われわれは初めてStevensの本質を知ることが出来るのである。 |
URI: | http://hdl.handle.net/11133/1755 |
出現コレクション: | 13号
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